米WTI原油先物価格(原油価格)は今週に入り、1バレル=75ドルから78ドルの間で
推移している。15日に80ドルを超えて以降、原油価格は下落に転じており、水準は
先週に比べて2ドルほど下落している。市場では米国の新旧大統領の政策が「売り」
「買い」材料となっている。
中国の昨年の原油処理量は前年比57万バレル減の日量1413万バレルだった。
コロナ禍の2022年を除くと20年ぶりの前年割れだった。
トランプ氏は「米国の原油生産は日量300万バレル増加する」と豪語しているが、
筆者は「原油開発が活発化する可能性は低い」と考えている。
OPECプラス(OPECとロシアなどの大産油国で構成)の大規模減産を尻目に、
米国の原油生産は既に最高水準にある(日量約1350万バレル)。
制裁強化でイラン産原油の輸出が大幅縮小?
トランプ氏は就任時に「ベネズエラからの原油購入を停止する可能性が高い」
と述べた。
ベネズエラの石油産業は2019年以降、米国の制裁下にあるが、
バイデン政権下で2022年から例外措置が講じられており、
昨年の対米原油輸出は前年比64%増の日量約22万バレルだった。
イランの昨年末の原油生産量は日量約340万バレルだ。
カナダ産原油も課税されることになれば、米国内のガソリン価格が
再び急騰する可能性は高く、その結果、米国の原油需要が縮小に転じ、
最終的に原油価格の下落を招くことになるかもしれない。
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