最近の記事

グローバル・シーは official-site.infoを発行しています。

officialsite_logo.png

見える化を支援します。BEMS、エネルギーコスト削減ならインスター・イッツ・ジャパンにご相談ください

2025年01月24日

「掘りまくれ」で原油価格は本当に下がるのか、トランプ大統領の政策で揺れる市場、予期せぬ波乱も


米WTI原油先物価格(原油価格)は今週に入り、1バレル=75ドルから78ドルの間で
推移している。15日に80ドルを超えて以降、原油価格は下落に転じており、水準は
先週に比べて2ドルほど下落している。市場では米国の新旧大統領の政策が「売り」
「買い」材料となっている。

中国の昨年の原油処理量は前年比57万バレル減の日量1413万バレルだった。
コロナ禍の2022年を除くと20年ぶりの前年割れだった。

トランプ氏は「米国の原油生産は日量300万バレル増加する」と豪語しているが、

筆者は「原油開発が活発化する可能性は低い」と考えている。

 OPECプラス(OPECとロシアなどの大産油国で構成)の大規模減産を尻目に、

米国の原油生産は既に最高水準にある(日量約1350万バレル)。


制裁強化でイラン産原油の輸出が大幅縮小?

 トランプ氏は就任時に「ベネズエラからの原油購入を停止する可能性が高い」

と述べた。

 ベネズエラの石油産業は2019年以降、米国の制裁下にあるが、

バイデン政権下で2022年から例外措置が講じられており、

昨年の対米原油輸出は前年比64%増の日量約22万バレルだった。


イランの昨年末の原油生産量は日量約340万バレルだ。


カナダ産原油も課税されることになれば、米国内のガソリン価格が

再び急騰する可能性は高く、その結果、米国の原油需要が縮小に転じ、

最終的に原油価格の下落を招くことになるかもしれない。

posted by Mark at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 石油 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック