ガソリン
3月北東アジア積みガソリンのスポット取引では、高値での成約が複数確認された。大連西太平洋石油化工(WEPEC)は、3月積み92RONガソリンMR船型をFOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し20セント強のプレミアムで販売した。また、台湾中油(CPC)も、入札を通して3月積み92RONガソリン3万トンを同市況対比95セント前後のプレミアムで販売した。上述のカーゴは、韓国や中国の石油会社が調達したようだ。
ナフサ
北東アジアのナフサ相場の地合いは、依然として弱い。「相場が強含む要因は現時点で見当たらない」(市場関係者)との指摘も聞かれた。液化石油ガス(LPG)が割安に推移しているため、ナフサ相場も弱含んでいるとみられているが、LPG価格は夏に向けて一段と低下するとの見方もある。一方、域外からのアービトラージ品に関し、1月ごろまでは米国からアジアへとヘビーナフサが積極的に持ち込まれていたが、その流れはすでに落ち着いているという。
中間留分
東南アジア各地で0.05%S品など硫黄分が高めの軽油に買いが集まっている。ベトナム国営ペトロリメックスは、入札を通じて3月積み計14万トンの0.05%Sおよび0.001%S軽油を調達した。価格はいずれもFOBシンガポールベースで、0.05%S品が5〜10セントのディスカウント、0.001%S品が60セントのプレミアムという。また、インドネシア国営プルタミナは入札を通じ、3〜6月分として60万バレル型2カーゴの0.25%S軽油の調達に動いている。
重油
北東アジアでは寒さに伴い、発電用の需要が増加している。韓国西部発電(KOWEPO)は入札を通じ、2月7〜11日ピョンテック着の2.59%S重油2万トンをSKエナジーから購入した。同社は2日締めの入札でも10〜19日ピョンテック着の2.59%S重油4万5,000トンを買い付けていたが、発電所の稼働率上昇により追加の需要が生じたという。台湾中油(CPC)は、3月着の0.3%S重油3万6,000トンの追加での買付け入札を締め切った。
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